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材質 |
SUS304-CSP H |
板厚 |
t0.5 |
加工方法 |
タレパン ワイヤー放電加工 |
特記事項 |
限界公差を目指したテスト加工 |
コメント |
長角穴の縦と横方向の寸法公差±0.01以内と厳しい案件のテスト加工です。
縦方向の端付近は3.42mm
縦方向の中央部は3.60mm
横方向は71.5mm
それぞれ0.01mm以内が必要です。
Aは図面寸法通りの寸法3.42mmを目指し、ワイヤー1回加工で寸法3.3868mm
-0.0332mmでした。
公差的にはNGです。
Bは 加工Aの実測値ををふまえた上で加工寸法調整をした1回加工で
-0.0105となりましたが公差を逸脱し、NGです。
要因としては1回加工の面精度と予想されます。
Cは上記をふまえて、面精度による寸法差を確認する為、4回加工を行い、
寸法出しを行ったところ、
3.42mmが左側3.4192mm、右側3.4179mmとなり、
-0.0008mmから-0.0021の差で加工出来ました。
3.6mm部も3.6027mmとなり公差OK
71.5mm部も71.4993mmとなりました。
放電加工はかかった時間と価格が密接な関係にある為1回加工は
1穴21分程度ですが4回加工は52分掛かり価格的に微妙です。
0.002mm辺りが普通に出せる機械です。
そこからは、経験が物を言いそうですが0.001以下を目指したいです。
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