JIS規格、工業で使用する寸法公差の簡易一覧表です。
ご参考ください。
板金加工 (プレス)
ブランク加工の寸法許容差 (単位mm)
普通はB級で精度を出したい場合はA級を選択します。
場合によってはA級の方が高価です。
基準寸法の区分 | 等級 | ||
A級 | B級 | C級 | |
6以下 6を超え 30以下 30を超え 120以下 120を超え 400以下 400を超え 1000以下 1000を超え 2000以下 |
±0.05 ±0.1 ±0.15 ±0.2 ±0.3 ±0.5 |
±0.1 ±0.2 ±0.3 ±0.5 ±0.8 ±1.2 |
±0.3 ±0.5 ±0.8 ±1.2 ±2 ±3 |
曲げ及び絞りの寸法許容差 (単位mm)※曲げ端面からの寸法の場合
普通はB級で精度を出したい場合はA級を選択します。
場合によってはA級の方が高価です。
基準寸法の区分 | 等級 | ||
A級 | B級 | C級 | |
6以下 6を超え 30以下 30を超え 120以下 120を超え 400以下 400を超え 1000以下 1000を超え 2000以下 |
±0.1 ±0.2 ±0.3 ±0.5 ±0.8 ±1.2 |
±0.3 ±0.5 ±0.8 ±1.2 ±2 ±3 |
±0.5 ±1 ±1.5 ±2.5 ±4 ±6 |
切削加工 JIS B 0405:1991(マシニングや旋盤など)
基準寸法の区分 | 等級 | ||
f級(精級) | m級(中級) | c級(粗級) | |
0.5以下 |
-別途- ±0.05 ±0.05 ±0.1 ±0.15 ±0.2 |
-別途- ±0.1 ±0.1 ±0.2 ±0.3 ±0.5 |
-別途- ±0.2 ±0.3 ±0.5 ±0.8 ±1.2 |
はめ合い
はめ合い公差 | 0から3.0 | 3.01から6.0 | 6.01から10.0 | 10.01から18.0 | 18.01から30.0 | |
---|---|---|---|---|---|---|
穴公差 | H7 | +0.010 0 |
+0.012 0 |
+0.015 0 |
+0.018 0 |
+0.021 0 |
軸公差 | f7 | -0.006 -0.016 |
-0.010 -0.022 |
-0.013 -0.028 |
-0.016 -0.034 |
-0.020 -0.041 |
g6 | -0.002 -0.008 |
-0.004 -0.012 |
-0.005 -0.014 |
-0.006 -0.017 |
-0.007 -0.020 |
|
h6 | 0 -0.006 |
0 -0.008 |
0 -0.009 |
0 -0.011 |
0 -0.013 |
|
k6 | +0.006 0 |
+0.009 +0.001 |
+0.010 +0.001 |
+0.012 +0.001 |
+0.015 +0.002 |
公差とは、一般的にJIS規格では工学において許容される差のことです。
設定値と許容される範囲の最大値および最小値との差を許容差、つまり設定値との差を許容差と言い、
最大値と最小値の差を公差といいます。
片側公差と両側公差のどちらかで表記します。
はめ合いとかでは無ければ、設計の段階から安価な両側公差をお勧めします。
安価な理由はデータで頂いたときに片側なら0で作られているため、機械内公差分が有る為、真ん中を
狙い値(狙った)にしたのCAD修正が発生します。
両側公差で有れば、確認するだけで済むことが多いからです。
片側公差とは下記のような、片側を0に設定してマイナスするなら-0.05mmなどと表記する方法です。
プラスしない様に作ってねって意味ですね。
8.0mm +0,-0.05mm
両側公差とはプラスマイナス何ミリの間で作ってねって意味ですね
8.0mm ±0.1mm
こちらは7.9mmから8.1mmの間で作ってねって意味です。
※±は(機種依存文字です)
穴位置など、中心からの寸法で問題なければ原点を中心にした方が安価です。
曲げがある場合など、曲げ寸法の公差を考慮しなくて済みます。
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