材質・材料種の選択方法
材料情報 をご覧いただければお分かりになられると思いますが
たくさんの種類の中から何を選んだら最適なのか悩むところです。
「最適」に何を求めていらっしゃるかによって比較的早く、選定できます。
A.コスト
安価) 鉄・メッキ鋼板・SUS430・アルミ・真鍮・リン青銅・SUS304 (高価
鉄は安価ですが錆びます。
SUS304は単体では錆びませんが高価です。
B.耐久性 (塗装やメッキなどの2次処理なしの場合)
高耐久) SUS304・SUS430・メッキ鋼板・アルミ・真鍮・リン青銅・鉄 (低耐久
SUS304は素材のままでも耐久性が高く、安定します。
SUS430はご家庭のシンクに使われている磁石がくっつくステンレスで
磁石がくっつくっていうことは錆びやすいってことです。
実際は単体で錆が発生することはあまりなく、もらい錆び(他の素材の錆が移ること)
が多いです。
コストが掛からず優秀な素材です。
アルミを含めて下はすべて、錆の発生を素材のままでは抑えることができません。
C.耐食性 (メッキ処理時)
メッキについては下記を御参考に
塗装については比較的材料を選ばず、ご希望の塗装をする事が
可能ですがメッキについては専門の知識が必要です。
まず、どのような色合いにしたいかの観点でご説明いたします。
D.加工性 (金型消耗度)
当社ではアルミ・鉄に合わせた金型の設定を行っています。
タレパン加工時に硬くなればなるほどコスト増となります。
粘り気が有るものも上昇します。
これは金型の消耗が大きくその分、加工費用が上昇します。
ステンレスは粘り気があるため、アルミに比べたら約2倍のコスト増と
なります。
安価)アルミ・リン青銅・鉄・メッキ鋼板・SUS430・SUS304(高価
E.重量
材料情報 の比重表をご覧いただければわかりますが、
重くしたい! や 軽くしたい! のご希望がなければ、あまり
気にすることはありません。
重くしたい!のであれば、鉄やステンレスを。
軽くしたい!のであれば、アルミを選択してください。
簡単な材料の選定は以上です。
説明はもう少しです。
続いて 加工方法の選択 をご覧ください。
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