Tig溶接とスポット溶接の使い分け

 

Before

Tig溶接のコスト計算方法は・・・鉄の場合(参考価格)
ブランク+曲げ加工費用(形状による価格)
溶接基本価格(100mmまで) 2000円
溶接長100mm以降 50mm単位 @400円
盛り付の場合はワイヤー費用 @200
歪み取り費用 時価
脱脂洗浄費用 @200
治具費用 3000円から40000円(参考価格)
サンダー仕上げ費用 2000円
焼け取り費用(ステンレス)@1000程度
 
 
  

After

スポット溶接のコスト計算方法は・・・(参考価格)
ブランク+曲げ加工費用(形状による価格)
基本価格(100mmまで) 1000円
100mm以降 1発 @200円
スポット溶接のピッチについては こちら
場合によって上記以外に下記が必要です。
脱脂洗浄費用 @200(アルミは必須)
治具費用 不要
サンダー仕上げ費用 1000円
焼け取り費用(ステンレス)@500程度



ブランク加工の点数は増えますがトータルの工程数は減り、かかる時間や場合によっては材料費用等もコストダウンできます。歪みも少ない、または無いため、歪み取りにかかる時間も少なくなり安価となります。
仕上げもTig溶接時の大掛かりなものではなく簡単な施工で可能な場合や無しでも可能です。

寸法精度においても熱影響の少ない方が高精度となり、スポット溶接では0.1mm単位で設計します。
詳しくは子部品のスポット溶接やTig溶接の位置決め方法 をご参考ください。

Tig溶接をすると?

まずTig溶接をすると製品はどうなるかを考えます。

1、歪みます
素材が溶ける温度(2000度とか)まで熱が入り、その後冷めます。
その影響で必ず、歪みます。(歪みを小さくする技術はあります)

2、錆びます
素材を溶かすときに油分も一緒になくなります。
その為、溶接個所は必ず錆びます。

3、仕上げが必要です。
溶接したままだと、他の部材を汚してしまったり、場合によっては手を切ったりと
いった不具合が生じます。
サンダー(グラインダー)等で仕上げたり、塗装処理をしたりする必要があります。

以上の点からTig溶接自体は実用的な工程だとは思いますがそこまで必要かどうかの
判断がコストの面から必要です。
スポット溶接で問題があるかどうかをご一考ください。
ほとんどの場合、Tig溶接に比べてコストダウンとなります。

Tig溶接からスポット溶接へ変更した場合の注意点

1、スポット代(シロ)が必要です。
素材同士を重ねる箇所が必要となります。

スポット溶接代

2、構造体としての強度が必要か?
重いものを載せる、引っかける、ぶら下げる、といった場合の強度はスポット溶接でも
出すことは可能かもしれません。

3、隙間
製品がガス・液材系用途や光学系などで隙間があってはNGなら分かります。
しかしそれ以外で隙間をNGとする場合、コストを度外視していませんか?
スポット溶接構造なら安価です。
場合によってはスポットすら必要ない場合もあります。
下の画像は0.1mmも隙が有りません。
特殊ではなく普通の加工です。


本当に溶接する必要が有りますか? をご覧ください。

逆にTig溶接が必須な場合

1、隙間なく溶接後サンダーにて仕上げて塗装する。いわゆる箱物案件
2、密着強度が必要な案件
3、見た目、段差があるとNGな案件
4、メッキ工程のタレ染みがNGな案件

などがあげられます。

スポット溶接案件の事例